2016年04月15日

VITTORIA CORSAチューブラー

CORSA(税込定価17,820円)CORSA SPEED(税込定価19,440円)の下位モデルなのに、価格がそれほど変わらないので不思議に思ってました。しかしこれは乗ってみてすぐに、認識が間違っていることに気がつきました。

結論から書くと、CORSAもCORSA SPEED同様、価格に見合う性能がある買いのタイヤです。速く走るために必要な性能をそれぞれ高い次元で持ち合わせていますが、得意分野も違います。

CORSA SPEEDはサイド、トレッドともに極薄でとにかく超軽量。それが故に大きなタイヤの変形量が路面追従性を高め、乗り心地の良さは抜群です。軽快な乗り味も他ではなかなか味わえません。
CORSAは特にウエット路面でのグリップの限界の高さとそこに至るまでの状況把握のしやすさに秀でています。

それでは、せっかくなので先に試したCORSA SPEED(記事はコチラ)と比較しながらインプレしたいと思います。

まずはスペックを。
・重量
IMG_6228.JPG
279g。CORSA SPEEDが206gとカタログ重量(220g)より軽かったのですが、こちらは重かった(同265g)です。両モデルの重量差は大きいですね。

IMG_6453.JPG
前作のCX3が264gから比べれば許容範囲内でしょうか。

触った感じはCORSA SPEEDほどしなやかではありませんが、CX3と比べるとサイドは同じくらいですが、トレッドは若干硬いかなと思います。


・幅
IMG_6472.JPG
表示通りの23.0mm。CORSA SPEEDが22.3〜4mmと細かったのには訳がありました。
それは次のトレッド幅です。

・トレッド幅
IMG_6481.JPG
なんとCORSA SPEED(右)の方がトレッドの幅が狭いのです。CORSAの方が覆われている部分が広く、そのためタイヤ幅を測る時にトレッドの厚み分が含まれるかどうかで変わったようです。
なぜ両モデルで幅が異なるのか定かではありません。
推測ですが、少しでも軽く仕上げたいCORSA SPEEDと、段差によるサイドカットを防ぐことを重視したCORSAといったところでしょうか。

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→(追記)VITTORIA JAPANのご担当の方からご教示頂きました。

CORSA SPEED

TT、ヒルクライム(前CRONO CSの位置付け)

そのため、急なコーナーを想定しておらず、トレッド幅も狭く設定してます。


CORSA

オールラウンド(前CORSAシリーズ、PAVEの位置付け)

グランツールを走破できるだけのスピード・グリップ・耐久性を高次元で両立しています。

ケーシングにはPAVE CGに使用されていたケブラー繊維を織り込んだコットンケーシングを使用している為、CORSA SPEEDと比較すると、しっかりとした感触があります。

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・パターン
20160410_01.jpg
パターンは異なり、CORSAの方が細かく、また深くなっているように見えます。
CORSA SPEEDの時は感じなかった、というより軽さやしなやかさに目を奪われていたのですが、CORSAのこのパターンは秀逸です。

ハンドルを切り始めた時、すなわち倒し始めるとロードノイズが変わり、挙動も他のタイヤより伝わりやすく、どれくらいタイヤに負荷が掛かっているか分かります。

今までこのパターンが採用されてこなかったことがむしろ不思議です。

ちなみにコンパウンドはCORSA SPEEDが1種類に対し、CORSAは4種類を使い分けているとのことです。


それではようやく乗ってみましょう。

【ドライ路面】
IMG_6429.JPG
7.5〜8.0barで乗りました。

CORSA SPEEDよりもタイヤに剛性感があり、トレッドでグリップを感じが高められてます。
CX3のしなやかさはそのままに、グリップ感が高められバランスがよく、大抵のライダーの好みに合致しそうです。

走行抵抗もハイグリップタイヤなのに気になることはなかったです。むしろこの剛性感の高さからか走りが軽く感じました。


【ウエット路面】
IMG_6756.JPG 

8.0barで乗りました。
いつもはこんなに高くしませんが、思いがけず雨が降ってきて試したところ、全く問題なかったです。

それは圧倒的な接地感と路面やタイヤの状況の把握しやすさからきてます。

ウエット路面でもしっかりとタイヤがグリップし、それが余すことなく伝わります。
ハンドルを切り始めの接地感、安定感は素晴らしく、安心してコーナーで倒すことができるのです。

ウエット路面のコーナーは滑りやすくなり、苦手な人が多いと思います。でも原因はシンプルで、転ぶのはグリップの限界を把握できず超えてしまったから。
また、必要以上に減速してしまうのも限界が分からないからです。

つまりウエット路面になると接地感が無くなり、路面やタイヤの状況が分かりにくくなるのが一因ではないでしょうか。

雨の日はいつも恐る恐る曲がる難しいコーナーが、恐怖感なく安定して曲がれた時は感激しました。
テクニックが向上した気になってしまいますね。

・まとめ
レース用にCORSAとCORSA SPEEDどちらを使うか考えてみると、非常に悩ましいです。
高低差がキツクて、コーナーの難易度が低い修善寺のようなコースなら断然CORSA SPEED。
しかし、雨の日も走ってコーナーの突っ込みも重視して、など考えるとCORSAですね。
ホイールが2ペアあれば解決するのでしょうが。

ちなみにVITTORIAのQURANOはワイドリムながら、23mm幅でジャストフィットでした。
この辺はさすが推奨タイヤだけありますね。

安くはないですが、元は十分に取れる逸品ですね。自信を持ってオススメできます。

posted by mikiya at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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